初詣は、干支の「いのしし神社」へどうぞ!

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2006年12月29日 22:52

 護王神社には、和気清麻呂公と姉君の和気広虫姫が合わせ祀られています。護王神社の拝殿の前には、狛犬の代わりに雌雄一対の狛イノシシが建てられています。このイノシシは、「日本後紀」に、和気清麻呂公が京より宇佐へ向かわれた際、災難にあわれたのを300頭ものイノシシが現れて、清麻呂公をお護りしたとあることから、「清麻呂公のお社には狛犬でなく狛イノシシを」という崇敬者の声により、明治23年に建てられました。以来、護王神社はいのしし神社として親しまれています。

 和気広虫姫は戦乱で身寄りを失った多くの子供達を助けて養子として育てました。広く厚い慈愛心あふれる姫のお姿は、今も社会福祉・保育事業の鏡としてその道に携わる人々から尊敬され、子育明神として仰がれています。境内にそびえるカリンの大木は、その実の効能から、ぜん息封じの御神木とされています。

 護王神社の境内には、全国から奉納された多数のいのししが展示されています。その種類は土鈴・置物・色紙・絵馬といったものから本物の猪の剥製までさまざま。日本のものだけでなく外国のいのししグッズも多数陳列されていて、なかなか見所があります。(篠)

  京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町(京都御所蛤御門前)




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